こんにちは。ぽよよ先輩です。
簡単に自己紹介します
- 30代の会社員 (理系大学院→メーカーの開発)
- ローコストメーカーで家づくりを経験
- 家づくりで良かった点、後悔した点、失敗した点などの自分の経験を踏まえたアドバイスをこれから家づくりをされる方へ向けて、「家づくりの引き継ぎガイド」としてまとめ中
この記事では
狭小住宅を検討されている人へ向けて
ぽよよ先輩が狭小住宅を建てた際の注意点について書いていきます。
ネットにはあまり書かれていませんが
大事なことでは?
と思い書いておきました。
この記事を読むメリット
狭小住宅は隣家の距離があまくなく
隣家とのトラブルに陥りがちです。
住宅会社も周囲の環境を配慮して
設計するとは思いますが
トラブルが起こると
結局は当事者同士の話しあいとなり
精神的にストレスのかかる展開になる場合もあります。
この記事を読むと
狭小住宅に関するトラブルを
避けるための注意点が分かります。
結論
ぽよよ先輩が気にした注意点が
「それは狭小住宅が補修できるかどうか」
です。
街中に隣家との距離があいていない狭小住宅がよくあります。
民法上は「50センチあけて建てなさい」
と記載がありますが
地域によってはお互い様の文化で
建ててもOKという暗黙の了解がある地域もあります。
- 「補修ができないのでは?」
- 「外壁は寿命があるので、定期的に点検&補修しないと、ローン支払い期間の35年間もたないのでは?」
- 「災害大国の日本なので、地震や台風で全壊することは稀としても、屋根が壊れる、外壁が壊れることとかあるのでは?」
と当時気になっていた物件について販売会社の人に聞きましたが、
「補修しなくて大丈夫です。
メンテナンスフリーの部材がありますので。
災害もこの地域は滅多にこないですね。」
と言われました。
世の中にはメンテナンスフリーなんてものは
この世に存在しないと思うので
結局この物件は諦めました。
補修できない狭小住宅では
「外壁の寿命≒家の寿命?」
とぽよよ先輩思いました。
そこで別の物件で
自分の敷地の範囲内で外壁の足場が組める程度の距離をあけて建てました。
(35年もローンを組むのに、35年たつ前に建物がへたる可能性があってが困ると思いましたので。)
日本は土地代が高く
詰め込んで建てることは
仕方のないことだとは思いますが
こういう隣家とぎちぎちに建っている家は補修できなくなり
使い捨て住宅になってしまうのかどうか
家づくりをしていて、気になるところでした。
ちなみに隣家との距離の目安ですが
有効長さで50センチあるとなんとか足場が組めるようです。
そのために図面上の数字では
壁の厚みも考慮して65~70センチは開けておいた方が無難
とのことでした。
(工法によりますが)
その他に注意したこと
あとは狭小住宅を建てる際に
以下を注意しました。
- 軒、庇の扱い
- 雨樋の大きさ
- 外構工事のフェンス
- 換気扇
- 自転車の置き場
- エアコンの室外機
- 給湯器
- 換気扇
- 雪止めが必要かどうか
結構注意しないといけないことがあります。
軒、庇は長いほうがいいですが
境界線ぎりぎりまでにしてしまうと
とにかくトラブルのもととなりますので注意が必要です。
雪の降る地域では雪止めか必要かどうかも含めて考慮しておいたほうがいいです。
外構工事も境界線ギリギリに大きいフェンスを建ててしまうと
その分足場の組める有効の長さがなくなってしまいます。
かといって全く何もやらないのはのちのち境界線でもめるかもしれないので
内積みにブロックを2段程度積んでおくことが現実的と思います。
芯積みは境界線の真ん中に互いに費用を折半してブロックを建てることを指しますが
所有者が変わった場合やメンテナンスをどうするか等でトラブルになりやすいのであまりおすすめしません。
ガスメーター、給湯器、室外機、自転車等も狭小住宅では置き場を設計の段階で考慮しておいたほうがいいです。
特に室外機と自転車は場所をとるので、あらかじめ設計の段階でスペースを空けておく必要があります。
換気扇についても隣家の窓を配慮して設置することをオススメします。
まとめ
狭小住宅では注意することがたくさんあります。
境界線ギリギリで建ててしまうと、後々メンテナンス等で困ることがあるかもしれないので
ぽよよ先輩としては最低限民法で決められた定められた50cm以上あけて建てることをオススメします。
それでは楽しい家づくりを!
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