学生時代に文系・理系問わず絶大な人気を誇る電気・ガス業界ですが、中途採用で入社してみると、イメージと異なる点に驚いています。転職を考えている方のために、内部のリアルな情報をお伝えします。
〇転職の難易度と採用について
転職の難易度は、正直なところ「運」に左右される部分が大きいです。もちろん、経歴やスキルは重要ですが、最終的には配属される部署や上司との相性が鍵となります。現在、どの企業も人手不足の傾向にあるため、意外にもチャンスは多いです。自分の部署はなんと半数近くは中途社員です。
「ダメ元」でもいいので、まずは応募してみることをお勧めします。私自身、特別な経歴があったわけではありませんが、運に恵まれて入社できました。。
〇キャリアパスと社内の雰囲気
この業界には、いわゆる「学閥」が根強く残っており、特定の大学出身者が昇進しやすいという暗黙の了解が存在します。社内の雰囲気は非常に古風で、体育会系の気質が強いと感じる場面も少なくありません。
出世競争は想像していたより激しく、社員は皆、仕事に対して非常にストイックです。メーカー出身の私から見ると、インフラ業界に抱いていた「まったり」としたイメージとはかけ離れた、ピリピリとした緊張感に驚きました。
資料の体裁の非常に気にしており、厳格な上司に鍛えられますので、パワーポイントの見栄え、文章作成能力は向上します。。
技術的なスキルは各自で学習する必要があり、出社しているだけでは伸びません。
〇柔軟な働き方と残業時間
柔軟な働き方としてテレワークは導入されていますが、基本的には仕事優先の社風です。残業時間は、平均して月20~30時間程度。部署や上司によって大きく異なります。
優秀な人が多く、仕事のスピードが速いため、ついていくのが大変だと感じる人もいるかもしれません。新卒で入社する社員も優秀な人が多く、高いモチベーションを持っています。
〇気になる年収と人事異動
給与水準は高く、メーカーと比べても好待遇です。30代前半で年収1000万円超も可能なのは大きな魅力と思います。
一方で、ゼネラリストを育てる方針のため、約3年ごとに人事異動があります。職場環境や人間関係が頻繁に変わるため、新しい環境への適応力が必要です。
〇電気・ガス業界に向いている人
この業界は「仕事が好きで、バリバリ働きたい人」にこそお勧めできます。想像以上に忙しく、プロフェッショナル意識の高い人が多いです。
休みの日もスマホでメールチェックしているは多いです。
逆に「まったり働きたい」と考えている方には、あまり向いていないかもしれません。ワークライフバランスを重視したいなら、メーカーの間接部門がおすすめです。笑
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