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【保存版】富山県のハウスメーカー・工務店・設計事務所の気密・断熱・耐震性能・コスト比較 30社

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建物

家づくりを検討されている人へ向けて、今回は富山県で家づくりを手掛ける主要な住宅会社30社について、「気密・断熱・耐震等級」といった住宅性能と、気になる「価格帯」を徹底比較した情報をお届けします。

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なぜ住宅性能が重要なのか?後悔しない家づくりのための選考基準

家づくりにおいて、デザインや間取りはもちろん重要ですが、見過ごしてはならないのが「住宅性能」です。

特に、富山のような雪が多く、寒暖差のある地域では、気密・断熱性能の高さは住み心地や光熱費に直結します。

また、いつ起こるかわからない地震への備えとして、耐震性能は家族の命を守る上で最優先すべき項目です。

私が家づくりで特に重視した選考基準は以下の3点です。

  • 耐震等級:3
  • C値:1.0以下
  • Ua値:0.56以下

これらの数値がなぜ重要なのか、それぞれ詳しく解説していきます。

耐震等級:地震から家族を守る砦

耐震等級1: 建築基準法で定められた最低限の耐震性能。数百年に一度発生する大地震(震度6強~7程度)に対し、倒壊しないレベル。

耐震等級2: 耐震等級1の1.25倍の強度。災害時の避難所となる学校や病院と同程度の耐震性。長期優良住宅の認定基準。

耐震等級3: 耐震等級1の1.5倍の強度。災害時の救護活動・復興拠点となる警察署や消防署と同程度の耐震性。最高等級であり、最も安全性が高いとされます。

家族の命と財産を守るためにも、耐震等級3を標準としている、または対応可能な住宅会社を選ぶことが、何よりも重要だと考えます。

C値(気密性能):魔法瓶のような住空間の鍵

C値(相当隙間面積)とは、家の気密性を示す指標で、床面積1平方メートルあたりどれくらいの隙間があるかを示します。

数値が小さいほど隙間が少なく、気密性が高いことを意味します。

  • C値1.0以下: 高気密住宅と呼ばれるレベル。
  • C値0.5以下: 超高気密住宅と呼ばれるレベル。

気密性が高い家は、外部の冷気や暖気が侵入しにくく、室内の空気が逃げ出しにくい「魔法瓶」のような状態になります。

これにより、

  • 冷暖房効率が向上し、光熱費を削減できる。
  • 温度ムラが少なく、家中のどこでも快適な室温を保てる。
  • 計画換気が適切に行われ、カビや結露の発生を抑えられる。
  • 外からの騒音や花粉、PM2.5などの侵入を防ぎやすい。

富山の冬は特に寒く、夏は湿度も高いため、C値1.0以下を標準としている会社を選ぶことで、年間を通して快適かつ経済的な暮らしが実現しやすくなります。

実測値を開示している会社は、性能への自信の表れと言えるでしょう。

Ua値(外皮平均熱貫流率):熱損失の少なさを示す指標

Ua値(外皮平均熱貫流率)とは、住宅の断熱性能を示す指標で、建物内部から外部へ熱がどれだけ逃げやすいかを示します。

数値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性が高いことを意味します。

  • Ua値0.87以下: 平成28年省エネ基準(義務化された住宅の省エネ基準)。
  • Ua値0.60以下: ZEH(ゼッチ)住宅の基準値(富山県の地域の場合)。
  • Ua値0.46以下: G2グレード(HEAT20 G2相当)と呼ばれる、より高い断熱性能。

富山県は国土交通省が定める省エネ地域区分で「5地域」に属しており、ZEH基準はUa値0.60以下とされています。

しかし、より快適な暮らしを追求するのであれば、Ua値0.56以下、可能であれば0.4台以下を目指すことで、冬は暖かく、夏は涼しい住まいが実現できます。

Ua値が低い家は、冷暖房の使用量を大幅に削減できるため、家計にも地球にも優しい住まいになります。

富山県の主要住宅会社30社比較

以下の表は、富山県で家づくりを手掛ける主要な住宅会社について、ネット上の公開情報や口コミなどを参考に、私がまとめたものです

特に、住宅性能の数値(C値、Ua値)や価格帯は、選択するプランや仕様によって大きく変動する可能性があります。

最終的なご判断には、必ず各社の公式サイトや資料、担当者との直接の打ち合わせを通じて、ご自身の希望条件に合った最新かつ正確な情報を確認されることを強くお勧めします。

カテゴリ会社名坪単価目安耐震等級Ua値目安C値目安特徴
ハウスメーカー積水ハウス80万円~120万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下独自の構法や制震システムで高い耐震性・耐久性。ZEH基準に対応。
大和ハウス工業80万円~150万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開独自の制震システムで地震の揺れを吸収。ZEH基準に対応。
住友林業78万円~110万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開ビッグフレーム構法による高い耐震性。ZEH基準に対応。
ミサワホーム60万円~150万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開独自工法で高い耐震性。大収納空間とZEH基準に対応。
タマホーム40.9万円~80.9万円等級3標準仕様非公開非公開全棟で耐震等級3を標準仕様とし、コストパフォーマンスに優れる。
一条工務店60万円~100万円等級3標準仕様0.28(目安)0.59(目安)高気密・高断熱を強みとし、業界トップクラスの性能値を実現。
ヤマダホームズ53万円~100万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開制震ダンパーで地震に強く、ZEH基準に対応。
アイ工務店50万円~70万円等級3標準仕様非公開非公開耐震等級3を標準仕様とし、コストと品質のバランスを重視。
セキホーム50万円~80万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開地域に根差した家づくり。ZEH基準に対応。
石友ホーム55万円~90万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開北陸の気候に合わせた高断熱仕様。ZEH基準に対応。
SHOEIの家60万円~85万円等級3対応可能0.46以下(HEAT20 G2)0.5以下デザイン性と高気密・高断熱性能を両立。ZEHを超える性能を推奨。
セルコホーム50万円~80万円等級2・3対応可能非公開非公開2×6工法による高い断熱性・気密性。
タカノ一条ホーム60万円~100万円等級3標準仕様0.28(目安)0.59(目安)一条工務店と同様の高い性能値を実現。
工務店株式会社トミソー45万円~70万円等級2・3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下自由設計で、ZEH基準の性能も実現可能。
株式会社中田工務店50万円~75万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開創業78年の実績と技術力で、ZEH基準の家づくりが可能。
山下ホーム55万円~80万円等級2・3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下自然素材の家でも、ZEH基準に対応。
岡崎工務店45万円~70万円等級2・3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下自然素材の家づくりで、ZEH基準にも対応。
HOME CRAFT.50万円~75万円等級3対応可能0.46以下(HEAT20 G2)0.5以下デザイン性に加え、高気密・高断熱を重視した家づくり。
ワイケイホーム55万円~85万円等級2・3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下健康的な空気環境に配慮し、ZEH基準に対応。
株式会社清水工務店50万円~80万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下性能面にも配慮した家づくりで、ZEH基準に対応。
株式会社北岡工務店45万円~70万円等級2・3対応可能非公開非公開伝統工法に現代技術を取り入れ、高断熱仕様に対応。
小出建築・KOIKEN45万円~70万円等級2・3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下ZEH基準の家づくりも可能。
設計事務所本瀬齋田建築設計事務所60万円~100万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下施主の希望に応じて、ZEH基準の家を設計。
レトノ (深山知子一級建築士事務所)65万円~110万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下デザイン性と性能を両立した設計。
おおみ設計60万円~90万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下施主のニーズに合わせた性能設計が可能。
ハウジングスタイル建築設計50万円~80万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開自然素材の家でも、ZEH基準に対応。
アルスホーム65万円~100万円等級3対応可能0.46以下(HEAT20 G2)0.5以下デザイン性と性能を両立した家づくりを推奨。
荒井好一郎建築設計室60万円~100万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)非公開施主の要望に合わせて、高断熱・高気密を設計。
三四五建築研究所60万円~95万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下性能面にも配慮し、ZEH基準を推奨。
池田建築設計事務所50万円~85万円等級3対応可能0.6以下(ZEH)1.0以下性能設計も行い、ZEH基準に対応。

表から読み解く各社の特徴と選び方のヒント

上記の表から、いくつかの傾向が見えてきます。

大手ハウスメーカーの強みと価格帯

積水ハウス、大和ハウス工業、住友林業、ミサワホーム

デザイン性やブランド力が高く、それぞれ独自の工法で高い耐震性を持っています。

性能面ではZEH基準に対応しており、より高い性能はオプションとなります。

価格帯は高めですが、その分自由度の高い設計や充実したアフターサービスが期待できます。

タマホーム、アイ工務店

耐震等級3を標準仕様としながらも、コストパフォーマンスに優れています。性能と価格のバランスを重視する方におすすめです。

工務店の特徴と選び方

地元工務店や地域密着型のハウスメーカーは、地域の気候風土に精通し、きめ細やかな対応が魅力です。

株式会社トミソー、山下ホーム、岡崎工務店など

自由設計で、ZEH基準に対応した家づくりが可能です。自然素材の家づくりを行う会社もあり、デザイン性と性能のバランスを重視する傾向が見られます。

SHOEIの家、HOME CRAFT.

デザイン性に加え、HEAT20 G2といったZEH基準を超える高い断熱・気密性能を追求しています。性能にもこだわりたいが、デザインも妥協したくない方に向いています。

設計事務所の特徴と選び方

設計事務所は、施主の要望を最大限に反映したオーダーメイドの家づくりが可能です。

本瀬齋田建築設計事務所、レトノなど:

高いデザイン性と性能を両立した設計を得意としています。住宅性能は施主の希望に応じて設計するため、ZEH基準やそれ以上の高性能住宅も実現できます。

費用感

建築費用とは別に設計料(建築費の10%~15%程度)が発生するため、総費用は高くなる傾向があります。しかし、その分、徹底的にこだわった家づくりをしたい方にとっては大きなメリットとなります。

後悔しない家づくりのために:最終確認の重要性

上記の表は、あくまで私がネット上の情報を参考にまとめたものです。

住宅会社選びで後悔しないためには、以下の点を必ず実践してください。

公式サイトやパンフレットの確認:

最新の標準仕様やオプション、保証内容、アフターサービスなどを必ず確認しましょう。

特に、C値やUa値は「標準仕様でどこまで対応しているか」「実測値を開示しているか」「保証しているか」が重要です。

モデルハウスや完成見学会への参加:

実際に建物を体験することで、空間の雰囲気、素材感、光の入り方などを体感できます。

また、「標準仕様のモデルハウスなのか、オプション満載のモデルハウスなのか」を確認することも大切です。

担当者との直接の打ち合わせ:

営業担当者や設計士との相性は、家づくりを成功させる上で非常に重要です。

疑問や要望を遠慮なく伝え、納得がいくまで話し合いましょう。

特に、耐震等級3、C値1.0以下、Ua値0.56以下といった具体的な性能目標を伝え、それが可能かどうか、またそのための追加費用などを明確に確認してください。

複数の会社について概算の金額感を調査

最低でも3社程度から概算での見積もりを取り、比較検討することで、適正価格や各社の特徴が見えてきます。

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タウンライフ

自己紹介

理系大学院を卒業後、メーカーの開発職を経て現在はインフラ事業の企画に携わっています。

仕事で培った分析力と情報収集能力は、まさかの「家づくり」でフル活用(笑)

30代半ば、2児の父として育児にも本気で取り組んでいます。

メーカーの開発現場では、徹底的なデータ分析と品質管理が求められました。インフラ事業企画では、膨大な情報を整理し、将来を見据えた最適なソリューションを導き出す日々です。そんな仕事で培った「分析力」と「探求心」は、家づくりにおいてまさに真価を発揮しました。

毎日定時ダッシュで帰宅し、仕事の開発は片手間…?(笑)いえいえ、仕事で培った分析力を家づくりの研究にフルコミットした結果、情報収集から見積もり交渉、住宅性能の比較まで、施主視点での試行錯誤を重ねました。育休も合計2年間取得し、送り迎えから保育園会長まで務めるなど、育児にも本気で取り組んでいます。

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