過去の記事を参考に清栄コーポレーションについてまとめました。

京都市でスタイリッシュな家づくりを手がける清栄コーポレーション。烏丸御池に事務所を構え、価格と性能のバランス、そして狭小住宅の実績に魅力を感じる方もいるかもしれません。エクセル方式による明朗な見積もりも、予算を立てやすいという点で評価できるでしょう。
しかし、個人的にはいくつかの懸念点が拭えません。デザイン性や提案力といった魅力的な側面に隠された、注意すべきポイントを挙げていきます。
忖度なしで書いていきます、、
(PR含みます。)
〇曖昧な断熱性能:Ua値とC値に「?」
清栄コーポレーションの断熱性について、断熱材「アクアフォーム」の使用は謳われているものの、Ua値(外皮平均熱貫流率)が不明である点は大きな不安要素です。Ua値は住宅全体の断熱性能を示す重要な指標であり、これが不明なままでは、実際にどれほどの断熱性能があるのか判断できません。
さらに、C値(気密測定値)が「2以下」というのも、正直言って物足りない数字です。現在の高気密高断熱住宅の基準からすると、C値2は決して高いとは言えず、隙間が多い可能性があります。これは、冷暖房効率の低下や結露のリスクに繋がる可能性も否定できません。せっかく断熱材を使用しているのに、気密性が低いのではその効果も半減してしまいます。
〇耐震等級も不明…地震大国で「?」
そして、最も気になるのが耐震等級が不明であるという点です。会社の概要紹介では、制震システム「ジーバ」や制震材「VEM」を採用し、震度7級の地震波にも耐える設計とありますが、これはあくまで「設計」の話であり、具体的な耐震等級が明示されていません。
耐震等級は、建築基準法で定められた耐震性能を示す指標であり、等級3が最も高い耐震性を持ちます。この等級が不明なままでは、地震の多い京都で安心して暮らせる家なのか、判断することができません。制震システムは有効な技術ですが、それだけで耐震性が十分に確保されるとは限りません。
〇こんな人には「ちょっと待った!」
清栄コーポレーションは、以下のような方には慎重な検討をおすすめします。
* 断熱性能を重視し、Ua値やC値の高い家を求めている方
* 耐震等級を明確に確認し、最高等級の耐震性能を求める方
〇まとめ:デザインだけで決めてはいけない
清栄コーポレーションは、おしゃれなデザインや狭小住宅への対応力といった魅力的な側面を持つ一方で、断熱性能や耐震性能が不明確という大きな懸念点があります。価格とデザインのバランスが良いという評価もありますが、住宅の基本性能である断熱性や耐震性が曖昧なままでは、安心して暮らすことは難しいかもしれません。
家づくりは一生に一度の大きな買い物です。デザインや価格だけでなく、住宅の基本性能についても納得いくまで確認し、後悔のない選択をしてください。他の住宅メーカーの情報も収集し、多角的な視点から比較検討することをおすすめします!
〇最後に
厳しめのレビューを書きましたが、京都でローコスト系といえば、清栄コーポレーションは外せないところです。
レビューでは基本的にはコスト面より性能面を重視して書いておりますが、物価高騰の中ではコスト面が最重要と思います。
性能を重視するがあまり、住宅ローンが高くなり変動金利のペアローンなんてことは精神的にかなり響きます。
ということで性能を頭にいれつつ、選択肢としての清栄コーポレーションはありと思います。
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コスト重視の方は是非無料ですので、ご利用ください。
積極的に他社を比較して、知識量を高めると良いです。
無料資料一括請求サイトまた、注文住宅の知識量は行動に比例します。自分の考えをアウトプットし、第三者からアドバイスをもらうことで、家づくりの方向性が決まりやすくなるメリットがありますので、無料相談所も紹介しておきます。

総合 ★★★☆☆
性能 ★★★☆☆
コスト ★★★★★
設計 ★★★☆☆
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