今回は、我が家を建築する前からずっと気になっていた、
そして実際に引っ越し時に経験した「2階リビングへの75インチ大型テレビ搬入」という、多くの方が疑問に思うテーマについて、私の実体験を交えながら詳しくお話しします。
「2階リビングに大型テレビを置きたいけど、搬入できるか不安…」
「階段が狭いけど、どうすればいいの?」
「搬入を断られたらどうしよう…」
この記事は、そんな疑問や不安を抱えている人のために書きました。
私のリアルな経験と、そこから得られた教訓を包み隠さずお伝えします。
この記事を読むメリット
大型テレビの搬入可否の目安がわかる: 75インチクラスのテレビが、一般的な2階リビングへ階段を使って搬入できるかどうかの具体的な目安がわかります。
搬入時の具体的なイメージが掴める: どのような状況で、どのような工夫をして搬入したのか、その詳細を知ることができます。
事前の下見の重要性が理解できる: なぜプロによる事前の下見が不可欠なのか、その理由とメリットを深く掘り下げて解説します。
搬入トラブルを避けるためのヒントが得られる: 実際に搬入を断られないために、どのような準備や心構えが必要かがわかります。
家づくりにおいて、リビングに置くテレビは重要な要素の一つですよね。
ぜひこの記事を最後まで読んで、大型テレビ搬入の不安を解消し、理想の空間作りに役立ててください。
結論:75インチテレビ、2階リビングへ搬入できました!
いきなり結論からですが、我が家の場合、75インチの大型テレビを、2階リビングへ階段を使い、無事に搬入できました!
ただし、「できた」という結果だけでは皆さんの参考にならないと思いますので、どのような条件の下で搬入できたのか、その詳細とポイントをこれからじっくりと解説していきます。
75インチテレビ搬入の舞台裏:我が家の詳細と成功の鍵
今回購入したテレビはこちらです。
ハイセンス製の75インチです。
- テレビ本体サイズ(幅×高さ×奥行):1677mm × 1036mm × 356mm
- 重さ:26.5kg
これらのサイズは、テレビ本体のものであり、搬入時はさらに段ボールで梱包されていたため、実際の箱のサイズはこれよりも一回り大きかったです。
梱包材を含めると、幅は170cm以上、高さは110cm以上になることを想定しておく必要があります。
26.5kgという重量も、一般男性2人でも決して楽ではない重さです。
我が家の搬入条件
我が家の搬入に関する詳細な条件は以下の通りでした。
これらの条件が、搬入可否に大きく影響します。
階段の幅:通常の「半間タイプ」(有効幅約76cm程度)
一般的な住宅の階段で、特別広いわけではありません。
この幅が最も懸念されるポイントでした。
階段のタイプ:まわり階段(L字型に折れ曲がる階段)
直線階段であれば搬入も比較的容易ですが、まわり階段は途中でテレビの向きを変える必要があるため、難易度が上がります。
階段が吹き抜けになっている:
これが今回の搬入成功の最大の鍵となりました。
階段の上部に吹き抜けがあり、高さ方向の空間が十分に確保されていたため、縦に立てて運ぶことが可能でした。
ユニック(クレーン)等での吊り上げ搬入が不可の物件:
もし、窓からの吊り上げ搬入が可能な物件であれば、階段の心配はほぼ不要です。
しかし、我が家は周辺環境や建物の構造上、吊り上げができない物件だったため、階段での搬入が必須条件でした。
このため、毎度大型家具・家電の搬入時にはヒヤヒヤしています。
搬入成功の決め手:「縦に立てて運ぶ」戦略
何度もきわどい家具・家電を2階リビングへ搬入を繰り返しているうちに、搬入できるかどうかの目安が自分なりに分かってきました。
今回の75インチテレビ搬入の最大のポイントは、やはり「階段が吹き抜けとなっており、高さ方向の心配が不要」だったことです。
「テレビを縦に立てて搬入したときに階段の天井に干渉しなければ余裕」
これが今回の成功体験から得た最大の教訓です。
75インチテレビの幅は約168cm、高さは約104cm(梱包時さらに大)。
これを階段の幅76cmの制約がある中で横にして運ぶのはまず不可能です。
しかし、テレビを「縦に立てて運ぶ」ことで、階段の幅(76cm)の制約をクリアできます。
この時、テレビの「幅(約168cm)」が階段の天井までの高さ(立ち上がったときの高さ)に干渉しないことが重要です。
「75インチのテレビでもテレビを立てて運べば、折り返し階段でもあっさり回った」
まわり階段の「折り返し」部分が一番の難所です。
しかし、テレビを完全に縦に立てていれば、その薄さ(奥行き35.6cm)が活かされ、意外なほどスムーズに回転させることができました。
これは、テレビの「薄さ」と、回転させるための「高さ方向の余裕」が相まって実現できたものです。
【注意点】メーカー推奨外の搬入方法
厳密に言えば、横長の液晶テレビを縦に立てて運ぶことは、メーカー的には推奨されていません。
液晶パネルに負荷がかかり、故障の原因となる可能性があるためです。
しかし、今回の搬入はプロの作業員が細心の注意を払いながら、「搬入時の数十秒程度」という短時間での作業でした。
私個人の判断でそのリスクを許容しましたが、幸いにもこのことによるテレビの不良・トラブルは今のところありません。
(もちろん、テレビの下端は床についておらず、箱の底面が床と平行になるよう持ち上げて運んでいます。)
3階建ての家で階段の天井が十分に確保できない場合(特に階段の上部が天井で塞がれている場合)は要注意です。
縦に立てて運ぶことができず、搬入が極めて困難になる可能性があります。
事前に階段の寸法(幅、奥行き、天井までの高さ)を正確に測っておくことが重要です。
最も重要なこと:「事前の下見は絶対にオススメする!!」
今回の経験を通じて、私が最も強く伝えたいことは、「事前の下見は絶対に、絶対に、絶対にオススメする」ということです。
私は今回、大手家電量販店のネット経由でテレビを購入しましたが、ネット購入でも「無料で下見」に来てもらえるサービスがあることを知り、迷わず利用しました。
この下見サービスを利用したことが、結果的に搬入成功の大きな要因になったと確信しています。
なぜ事前の下見が不可欠なのか?
家電量販店の搬入担当者は、年間何百台もの大型家電を搬入しているプロです。
彼らは、私たち素人では気づかないような細かな通路の幅、ドアの開き具合、階段の角度、天井の高さなどを総合的に判断し、搬入が可能かどうか、どのような方法で運ぶのが最適かを瞬時に見極めてくれます。
当日搬入拒否のリスクを回避
下見なしで当日搬入に挑み、
- 「サイズ的に無理」
- 「作業員の安全が確保できない」
などの理由で搬入を断られるケースは、残念ながら「あるある」です。
そうなると、テレビは持ち帰りとなり、再搬入の手配や追加費用が発生したり、最悪の場合、別のテレビを探し直すなど、大きな手間とストレスがかかります。
事前に下見をしてもらい、搬入可能と判断されていれば、当日「やっぱり無理でした」となるリスクは格段に下がります。
作業員の協力が得られやすい:
事前の下見で状況を共有し、搬入方法について打ち合わせをしておくことで、当日、作業員の方々も心構えができます。
サイズ的にはギリギリの搬入や、重い重量物の搬入は、作業員の方にとってもかなりの負担とリスクを伴います。
そこで事前に一言説明し、「協力体制」を築いておくだけで、スムーズな作業につながります。
「サイズ的には問題ないはずなのに、現場で『余裕がない』と判断されて搬入を断られる」というケースも少なくありませんが、下見があればそうした認識のズレをなくすことができます。
搬入費用が明確になる:
特殊な搬入方法(吊り上げなど)が必要な場合、追加費用が発生します。
下見の段階でそれが明確になるため、後から予期せぬ出費が発生するのを防げます。
今回の私のケースでも、下見なしでもサイズ的には「できるだろうな」という感覚はありましたが、それでもプロの判断と確認は非常に重要でした。
もし少しでも不安があるなら、無料の下見サービスを迷わず利用することを強くおすすめします。
まとめ:大型テレビ搬入は「高さ」と「事前準備」が鍵!

75インチという大型テレビを2階リビングへ階段を使って搬入できるかどうか。
我が家の実体験から得られた結論とポイントは以下の通りです。
75インチのテレビは、一般的な半間幅(約76cm)のまわり階段でも、2階リビングへ搬入できました!
成功の最大の鍵は、「階段の天井高さ」です。
横長のテレビを縦に立てたときに、階段の天井(吹き抜けになっている部分)に干渉しなければ、基本的には搬入できる可能性が高いです。
特に、3階建てで階段の踊り場や折り返し部分の天井が低い場合は要注意です。
メーカー推奨外の搬入方法(縦置き)はリスクがあることを理解し、自己責任で判断する必要があります。
また、重量物および大型のものの搬入は、サイズ的に問題なくても断られやすい傾向があります。
作業員の安全と効率を考慮し、「事前の下見」を絶対にオススメします。 ネット購入でも無料の下見サービスがある家電量販店を選びましょう。
大型テレビは、搬入の懸念こそありますが、今は価格もだいぶ抑えられているモデルも多く、本当にオススメです。
大画面の迫力は、映画やライブ、スポーツ観戦はもちろん、日々のニュースやバラエティ番組でさえも、格別の臨場感を与えてくれます。
我が家でも、75インチテレビを導入して「買ってよかった!」と心から満足しています。
壁掛けテレビのレビューはこちら。
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自己紹介
30代半ば、2児の父。メーカー開発→インフラ事業企画へとキャリアを歩み、転勤&目先の給料UPに惹かれて転職したものの、仕事に苦しむ日々…。そんな私が唯一夢中になれたのが「家づくり」でした。
家づくり期間中は、毎日定時ダッシュで帰宅。仕事の開発は片手間に?、仕事で培った分析力を家づくりの研究にフルコミット!情報収集・見積もり交渉・住宅性能の比較など、施主視点での試行錯誤のすべてをこのブログにまとめています。
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