こんにちは。ぽよよ先輩です。
簡単に自己紹介します
- 30代の会社員 (理系大学院→メーカーの開発)
- ローコストメーカーで家づくりを経験
- 家づくりで良かった点、後悔した点、失敗した点などの自分の経験を踏まえたアドバイスをこれから家づくりをされる方へ向けて、「家づくりの引き継ぎブログ」としてまとめ中
今回の記事は
実際にローコストメーカーで住宅を建てた感想を
書いていきます。
こんな人に読んで欲しい
- 「いろいろ口コミとかあるけど、実際どうなの?」
- 「安い分、耐震性とか不安。。」
- 「質が低いのでは。。」
- 「住んでみて、後悔、トラブルはある?」
ぽよよ先輩はローコストメーカーで建てる前は
いろいろ不安だったので
ローコストメーカーについて
上のような心配がありました。
ネットの口コミを見ても
極端な内容が多く
あまり参考になりませんでした。
同じような不安を持った人に向けて
実際に建てて住んでみた感想を
素直に書きていきたいと思います。
この記事を読むメリット
ローコストメーカーを検討している人の参考になります。
また家づくりにおいて
建物はそこそこの金額に抑えておいて
立地を重視したい人
にとっても参考になるとは思います。
前提
ローコストメーカーといっても
明確な基準はなく
人それぞれなので
今回の話はざっくり
以下の家のレベルを対象として話していきます。
- 建物金額は1000万円台で諸費用等を入れると、総額で2000万円程度
- 床面積は30坪程度
- 長期優良住宅、耐震等級3
- 気密測定はしていない
感想
それでは
メリットとデメリットに分けて
ローコストメーカーで建てた感想を書いていきます。
メリット(ぽよよ先輩のケース)
- 耐震等級3(許容応力度計算による計算)と長期優良住宅を取得できたこと
- 金額が手の届く範囲だったこと
- 施工中に特にトラブルはなく、スケジュール通りに引き渡しされたこと
- 打ち合わせの対応が良かったこと
- 間取りとオプション(無垢材、外壁、勾配天井等)を工夫すればそれなりに満足できる家ができたこと
デメリット
- 建具、住宅設備は既製品(大手メーカーの製品)から選ぶので、造作家具・キッチン等を希望する場合は対応できない場合があること
- 設計に特に根拠がないこと
- 設計の修正のやり取りに時間がかかること
- 気密測定はしていないこと
- 冷暖房計画もしていないこと
- 断熱性能もZEH基準が限界であること
- 見積に何が含まれて何が含まれないか、総額がいくらになるかきちんと把握する必要があること
ざっと書きましたが上のようになりました。
メリットとしては
やはり金額です。
性能についても
- 長期優良住宅
- 耐震等級3
であれば取得できました。
スケジュールも打ち合わせも特に問題がなく
進みました。
デメリットとしては
温熱環境を考慮した住宅・設計ではないことです。
具体的には
- 日照シミュレーションはしない
- 気密測定はしていない
- 夏の日射遮蔽および冬の日射取得といった概念がない
- 周囲の敷地を考慮しないコピペようなの設計になる
- 設計に根拠がないために「とりあえず設計してみました感」は否めない
ということが挙げられ
HEAT20のG2以上の高断熱高気密住宅を目指す人には
向いていないと思いました。
後は標準仕様がある程度決まっているので
- 仕上げ
- 素材
にこだわる人にはむいていない
と思いました。
ネガティブなことも書きましたが
立地を重視する人で
そこそこの断熱性能で満足できる人(ZEH基準付近)であれば
悪くない選択肢だとは思いました。
(きちんと耐震等級3と長期優良住宅の認定のとれる会社であればの話ですが)
打ち合わせ中および住んでみてからも
特にトラブルありませんでした。
むしろしっかりした対応をしてもらい
担当者さんのおかげで
いい家が建ったと思っています。
ローコストメーカーだからこそ
きちんと基準を満たすことのできる会社を
選ぶことが必要だと思いました。
ローコストメーカーで気をつけた方がいいこと
ローコストメーカーは
総額いくらかかるか
把握することが大事です。
- 本体価格(税抜き)
- 坪単価(税抜き)
も参考になりません。
あるあるの話ですが
安いメーカーでよくよく計算すると
そこそこ金額がかかる場合もあり得ます。
たとえば総額2000万円に収めろうとすると
税抜き価格では1800万円程度
に納めないといけないです。
仮に見積金額に
- 地盤改良工事(予算取り)
- 建築確認申請費用
が
含まれていない場合は
税抜き金額を1700万円台に
抑えておかないと
総額で2000万円に
抑えられませんのでお気をつけください。
(外構費用も含まれていない場合はさらに外構費用分も考慮に入れて予算を考えなくてはいけません。)
ちなみにぽよよ先輩の感覚としては
ローコストと言っても
- 長期優良住宅レベル
- 耐震等級3
のある程度の性能を確保しつつ
床面積30坪で家を建てる場合は
総額(全部込み込み)で2000万円以上は
かかるのではと推測しています。
まとめ
実際に建ててみてローコストメーカーだからという不満はありません。
不安な方だからこそ、性能をだしている会社に依頼したり、認定を受けれる家を建ててもらうことをオススメします!
気密性能および断熱性能にこだわりたい人には向かないかもしれません!
それでは楽しい家づくりを!
以上!
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