家づくりを検討中の皆さん、こんにちは!家づくり研究家で二児の父、ぽよよ先輩です。
多くの人が頭を悩ませるのが、ハウスメーカーとの「値引き交渉」ですよね。
「どのタイミングで、どう切り出せばいいの?」
「そもそも値引きって本当にしてもらえるの?」
といった不安は尽きません。
今回は、私が実際に注文住宅を建てたハウスメーカー「ゼロホーム」での実体験をもとに、交渉の具体的な方法と成功の鍵をお話しします。これから家づくりを始める方にとって、きっと役立つ情報が満載です。
実体験レポート:ゼロホームでの値引き交渉はこうだった!
結論から言うと、私はゼロホームとの契約交渉で、総額2100万円台の後半だった見積もりを、最終的に2100万円に調整してもらうことに成功しました。
「 なんだ、たった数十万円か」と思う方もいるかもしれませんが、これが非常に重要なポイントです。
なぜなら、この調整は「金額から単純に引く」という直接的な値引きではありませんでした。
ハウスメーカー側から「総額から○%引き」といった形で提示されることは、実際にはほとんどないのが現実です。
では、どういった形で交渉が成立したのか?その具体的な方法を掘り下げていきましょう。
単なる値引きじゃない!「グレードアップ+端数調整」の交渉術
私が最も効果的だったと感じているのが、「値引き」という言葉を使わず、「グレードアップ」や「端数調整」という形で相談する方法です。
私たちのケースでは、以下のような形で交渉を進めました。
1. 無理のない「グレードアップ」相談
契約直前のタイミングで、担当者の方に「金額を少しでも抑えたいのですが、値引きは難しいでしょうか?」と尋ねるのではなく、「キッチンのグレードアップや無垢フローリングへの変更分を、なんとかサービスしていただけませんか?」という形で相談しました。
ハウスメーカーにとって、カタログに掲載されている標準仕様よりも良いグレードの設備や建材を「サービス」として提供することは、企業イメージを損なうことなく、顧客満足度を上げる有効な手段です。
もちろん、あまりにも高額なグレードアップは難しいですが、数十万円程度の差額であれば相談に応じてくれるケースは少なくありません。
2. 最後に効く「端数調整」
そして、最終的な金額が「2100万円台後半」といった中途半端な数字になったとき、「キリの良い2100万円に調整していただくことは可能でしょうか?」と打診しました。
これは、金額の印象をスッキリさせる効果だけでなく、ハウスメーカー側が「この端数分なら、最終決断の後押しとしてサービスしても良い」と判断しやすい、絶妙な金額設定です。
この「グレードアップ+端数調整」という交渉術が、私たちの家づくりを成功へと導いた最大の要因でした。
成功の鍵は「タイミング」と「強い購入意思」
この交渉がうまくいったのには、明確な理由があります。それは「交渉のタイミング」と「購入への強い意思」です。
1. 交渉のタイミングは「契約直前」が鉄則
値引きやグレードアップの相談は、必ず契約前に行うことが重要です。
私の場合、他のハウスメーカーとも比較検討したうえで「ゼロホームで建てる!」と心に決めた段階で、メールで「もしこの金額に調整していただけるなら、契約したいと思っています」と伝えました。
この「検討してもらって、契約するならOK」というプロセスが大切でした。
一度契約してしまうと、基本的に金額の変更は難しくなります。交渉は、あくまでも「契約の最後の後押し」として使うべきなのです。
2. 購入する意思を明確に伝える
「とりあえず安くしてほしい」というスタンスではなく、「あなたたちで建てたい。でも、金額面で少しだけ背中を押してほしい」という熱意を伝えることが重要です。
こちらの誠意が伝われば、担当者も会社に掛け合ってくれる可能性が高まります。
交渉は対立ではなく、お互いが気持ちよく契約に進むための「コミュニケーション」だと捉えるべきです。
この「グレードアップ」と「端数調整」という交渉術は、注文住宅だけでなく、建売住宅でも同様に使える可能性があります。購入する意思をしっかり持って、ぜひ試してみてください。
以上です!
〇自己紹介
30代半ば、2児の父。メーカー開発→インフラ事業企画へとキャリアを歩み、転勤&目先の給料UPに惹かれて転職したものの、仕事に苦しむ日々…。そんな私が唯一夢中になれたのが「家づくり」でした。
家づくり期間中は、毎日定時ダッシュで帰宅。仕事の開発は片手間に?、仕事で培った分析力を家づくりの研究にフルコミット!情報収集・見積もり交渉・住宅性能の比較など、施主視点での試行錯誤のすべてをこのブログにまとめています。
ちなみに育休は合計2年間取得。送り迎えから保育園会長までつとめています。(育児も本気!)
コメント