「良い家を低価格で」を掲げるタマホームは、コストパフォーマンスを重視する層にとって魅力的なハウスメーカーの一つです。
しかし、その低価格の裏側には気になる点も存在します。
本記事では、タマホームの基本情報を踏まえつつ、独自調査に基づいた懸念点を率直にお伝えします。(PR含みます。)
個人にポイントだと思う部分をまとめてみました。↓
タマホームの基本情報
* 会社名: タマホーム株式会社
* 本社所在地: 東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル
* 設立: 1998年6月3日
* 資本金: 43億1,014万円(2024年5月31日現在)
* 従業員数: 3,420名(2024年5月31日現在)
* 事業内容: 注文住宅事業、戸建分譲住宅事業、リフォーム事業、不動産事業、各種金融商品の販売
* 強み:
* ローコスト: 徹底した効率営業と効率施工によるコストダウン。
* 充実した標準仕様: ローコストながら、一定水準の設備が標準装備。
* 国産木材へのこだわり: 国産スギ・ヒノキ材を積極的に使用。
* 全国展開: 全国に多数の展示場を展開。
* 長期優良住宅への対応: 「大安心の家」シリーズなど、標準で長期優良住宅に対応した商品もラインナップ。
* 商品ラインナップ例:
* 大安心の家
* 木麗な家
* GALLERIART(ガレリアート)
* グリーンエコの家
* 和美彩(わびさい)
* 希望の家(3階建)
* ザ・タマホーム(地域限定・期間限定商品)
懸念点1:耐震等級3の評価方法
タマホームは耐震等級3(最高等級)を取得した住宅を提供している点をアピールしています。地震に強い家づくりは非常に重要なポイントであり、安心材料の一つと言えるでしょう。
しかし、気になるのはその耐震性の評価方法で、許容応力度計算を実施していないと思われる点です。
* 許容応力度計算: 建物にかかる荷重や地震の力を詳細に計算し、構造全体の安全性を確認する、より精密な計算方法
地震に対する安心感をより高めたいと考える方にとっては、この点が気になるかもしれません。契約前に、耐震等級3の評価方法についてタマホームに確認することをおすすめします。
懸念点2:気密測定の実施
高気密・高断熱な住宅は、冷暖房効率を高め、快適な住環境を実現するために重要です。住宅の気密性を測る指標としてC値(相当隙間面積)がありますが、このC値を把握するためには気密測定を実施する必要があります。
現時点では、タマホームが全棟で気密測定を実施しているという情報は確認できませんでした。
気密測定を行っていない場合、実際の住宅の気密性能が数値として保証されないため、高気密・高断熱を重視する方にとっては懸念材料となります。
ただし、タマホームは高断熱の樹脂窓を標準採用している点は評価できます。
窓の断熱性能は住宅全体の断熱性能に大きく影響するため、この点はメリットと言えるでしょう。
まとめ:コストと安心のバランス
タマホームは、ローコストでありながら一定の品質を確保し、長期優良住宅に対応した商品も提供するなど、コストパフォーマンスに優れたハウスメーカーと言えます。
最終的にタマホームを選ぶかどうかは、何を最も重視するかによって異なります。コストを抑えつつ、一定の性能を持つ住宅を求める方には有力な選択肢となりますが、より高い耐震性や気密性能を求める場合は、他のハウスメーカーと比較検討することをおすすめします。
総合 ★★★★☆
性能 ★★★★☆
コスト ★★★★★
設計 ★★★☆☆
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