最近、男性社員の育休取得が話題になることが増えています。
しかし、育休を取得した後の話や体験談はあまり多くありません。
そこで今回は、育休取得後の出世や収入について、自身の経験をもとに書いていきます。
前提
育休を取得することで、異動や出世に不当に影響しないように、まともな会社であれば規定や指示が整備されています。
一方、現場では昇進(出世)が、以下の要素に影響されることが多いのも事実です。(育休取得が間接的に不利に働く懸念もあり)
- 経験年数
- 上司の推薦
このような懸念がある中で、私は数年前に育休を計2回(合計2年間)取得しました。
その後の状況についてお話しします。
結論
育休を取得したことで、出世への影響はほとんどありませんでした。
ここでいう「出世」とは、部長職などの上位役職ではなく、同期と比較して昇進に遅れがあるかどうかというレベルの認識です。
なお、私はそもそも出世にはこだわりがなく、「出世したくない」という考えも持っています(笑)。
育休後の出世に影響しない背景
育休取得が出世に影響しなかった理由として、以下の背景が挙げられます:
- 出世は運の要素が大きい 配属される部署やポジションの「空き状況」次第
- 上司との相性 運の要素が大きい
- ライバル不在 同期との競争が緩やか同期の中にはすでに転職している人もいる。「上に上がりたくない層」が一定数存在しているため、競争が激しくない。
このような状況から、育休取得が出世に不利になることはほぼありませんでした。
育休を悩んでいる人へ
悩んでいる方には、ぜひ育休を取得する選択肢を前向きに考えてほしいと思います。
育休取得によって以下のようなメリットがあるかもしれません:
- 割り切った集中が可能 中途半端に仕事と家庭を両立させるよりも、一時的に片方に集中することで充実感を得ることができます。育休期間を子供や家庭に専念する時間とするのも大切な選択肢と思います。
- 取得による出世への影響 育休は今や制度として一般的に整備されており、取得することによるマイナス要素は少ないと思われます。
実際のケース:育休後の成果
私は育休を取得した後、運も味方して年収1000万円に到達することができました。
現状では育休取得による影響はほぼなく、しっかりキャリアを進めることができています。
もちろん、今後のキャリアの課題もありますが、育休を取得したことで不利になったとは感じていません。
まとめ
育休を取得することでキャリアや収入に影響があるかどうかは、会社や部署、個人のケースにより異なります。
ただし、自分の経験では育休取得はキャリアに悪影響を及ぼさず、むしろ割り切って取得することで生活の質が向上したと感じています。
育休を検討している方は、「取得後にどうなるのか」という悩みを過剰に抱えず、制度を活用して長期育休を取得する選択も考えてみてはいかがでしょうか。
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